★ 芳澍の涙は《宝物》 ★

2012年12月18日(火)

こんにちは!芳澍女学院(以下略称)11期生の上田裕子です。芳澍卒業して約7年がたち、今度は庶務として舞い戻って参りました。

今はただただ新人でございます。先生方、学生さん方に温かく迎えていただき幸せ者でございます。

芳澍と言えば、熱い涙・さわやかな涙・温かな涙・・・心が開くとさまざまな「素敵な涙」を流す日々が始まります。昨日私はそんな「素敵な涙」に出合いました。

1人の学生Sさんが人生の決断をしようとしていました。

“私はどうしたいのだろう・・・”

と、一人悩むSさん。その決断を聞いたクラスメイトたちは複雑な感情でした。

“離ればなれになるのは寂しい・・・でも、Sちゃんが困るから言っちゃいけない”

と、口には出せない思いを抱え続けている学生たち。

“それぞれが輝く人生を歩んでもらいたい”

と、祈りながら学生たちを見守り続ける担任の先生。

そして、数カ月後それぞれの思いが一つに重なる時が来ました。

クラスでの話し合いの時間。1人ひとりが思いをさらけ出しました。

「ずっと言えなかったんだ、Sちゃんのことが大好きだから、本当は寂しい・・・」

「本当は寂しい・・・でもSちゃんが後悔しない決断をしてほしい」

と、泣きじゃくりながら一生懸命話すみんな。その温かな思いに触れてSちゃんも涙を流していました。

「みんなと生活を共にするようになって8カ月。みんなからこんなに思われていた

なんて・・・本当にありがとう、後悔しないよう考えるね」

先生はそんなみんなの姿を微笑ましく見られていました。

便乗して泣く私。絆が織りなす「素敵な涙」と出会い、私は“芳澍に帰ってきたんだなぁ~”と、実感したのでした。

やっぱり芳澍女学院は、素敵で最高な学校です。この場所で共に働かせていただけることが今、とても幸せです。

☆みなさん、芳澍女学院へどうぞお越しくださいませ☆