４月１日より、校長に就任いたしました中村記子と申します。 20年ほど前、学級担当として学生のサポートに従事していた本校で、 校長を務めさせていただくことを、心より嬉しく思っております。 何卒よろしくお願い申し上げます。

芳澍女学院情報国際専門学校の「芳澍」という校名の「芳」は女性らしさを表す文字として 「かんばしい、かおり、草が好い香気を発する、かおりのよい花」などの意味があります。 また、「澍」という文字―――これは「そそぐ、うるおす」等の意味があります。 みなさんも私も、「女性ならではの役割と尊厳なる使命をしっかりと自覚して、真の自分らしさを 発揮して、それを世の中にそそぎ、うるおしていける生き方を」と考えています。 それには、支えてくれる、仲間、先生方が必要不可欠です。ここには、そこへと向かう努力を 惜しまない仲間がいます。

本校は、「仏教精神に基づく人間教育」と「社会人として即戦力になる実力を養成する専門教育」 の二つを教育のテーマとしています。 “仏教精神”とは、「芳澍」という校名にこめられていますが、別の表現をすれば、自分の心に 人さまをいれられるスペースを持ち、目の前の現象にとらわれず、縁起を自由自在に動かして いける自在で豊な生き方です。

「専門教育」の授業で“出来る”自分を増やしていく。 この二つの過程を通して、自分らしくいることで、自分自身も相手も大切に出来るようになった学生が沢山います。

時代の流れと共に多様化が進み、人も環境も個性が求められるようになりました。 多様化社会を輝ける学生の育成を目指し、教育理念を基盤に「人を植える」を実践してまいります。