感謝の領収書

2013年12月10日(火)

12月8日は仏教の三大行事のひとつである成道会でした。
2年生は光澍生・海外修養生と共にに聖壇上で奉献のお役を、
1年生はその奉献者が着るサリーの着付けのお役を頂きました。

前日の7日、合唱団との合同リハーサルを前に、
お役にあたって小林儀式行事グループ次長さんより
「私たちは仏さまにお願いのお参りをします。それは仏さまに請求書を渡しているのと同じです。でも明日は、仏さまに領収書を渡せるお役をして下さい。それは『お陰さまで今このようになりました。』『このように努力しています』と感謝の報告をさせて頂く事です。ご家族に、今ここに居てお役を頂いた事への感謝を伝えて下さい」と、心構えを頂きました。

それは勿論、学生だけが頂いた心構えではなく、私自身に頂いた心構えです。
私は、仏さまにどんな領収書をお渡し出来るのでしょうか。
身近な人へ思いを巡らせ感謝の思いを短く書いて見ました。

☆十数年前に亡くなった父へ
  子煩悩な父、その膝の上で沢山の優しさと温もりを頂きました。
☆90才になる母へ
  大きな財産、信仰を頂きました。そのうしろ姿に今でも導かれています。
☆主人へ
  穏やかな、安心の中で毎日生活をさせて頂いています。
☆長男へ
  初めての子ども。私だけでなく、沢山の人に喜びと笑顔を届けてくれました。
☆次男へ
  ママ友も増えました。子どもの気持ちに寄り添う学びもする事が出来ました。
☆長女へ
  家庭に明るさと元気をくれています。そして、祈り・信じる心を育てて貰いました。

このように領収書を書いて手帳に挟み、8日式典に臨みました。

そして、4階ホールの後で奉献を見させて頂いて、今の私にとって一番大切な人を忘れていたことに気がつきました。

それは、学生
私が今ここに学坦としてお役をさせて頂けるのも、学生がいてくれるからです。
あっぷあっぷしながらの人間教育の授業も、みんなが教室にいて聞いていて(?)くれるから。
不満の気持ちや卑屈な心が出てきたり、学生の態度や一言に一喜一憂してしまう学坦だけれども、みんなのお陰さまでお役をさせて頂ける事に、じわじわと感謝が湧いてきました。涙もろくない私の目にも、ぴかっと光るものがありました。

いつものように長い文章でしたが、お読み頂きありがとうございました。これからも、日々の出会いを楽しみにしわくわくながら、仏さまに領収書を差し上げられるようなお役をさせて頂きたいと思います。  合掌