4月17日 月曜朝礼より

2023年04月24日(月)

学生の「佼成4月号を拝読して」の発表後、校長先生からお話がありました。
【抜粋】

Aさんに正直な思いを吐露していただきました。ありがとうございました。

「領解のお役をいただき、
自分と向き合わなかったからこのようなお手配をいただいたのだと感じた」と
言ってくれました。
領解のお役をいただいたからこそ自分と向き合う時間を作っていただいたと感謝されました。
こういうのを「メタ認知」と言います。自分を客観的にとらえるということで、
それが大事なことです。

人は、変わりたいと思っても、自分がどういう状態かわからないと変われないんです。
理想のところに行けるだけの自分であるかということが把握できていないと、
オーバーワークになって自分が駄目になってしまうし、逆に無駄な努力をしたりする。
ですから、今の自分に気が付くことが大事だと思います。

ご供養のときに、ご供養をあげることに追われるのではなく、
ご供養の時間を使いながら心をゆったりとして、
今の自分の状態を知っていくことをするといいのではないかと思います。

例えば、怒りをもっていたとします。
心が相手に向かって怒っていたら、今、私はあの人のことを怒っている状態なんだな、と
思えたらいいんです。
そこが思えないと、怒りが増長して、なかなか怒りがおさまらない。
だけど、自分は今、あの人に向かって怒りを覚えている状態なんだな、と
外から自分が見られるようになると、
怒っているけれど、怒っていない自分が怒っている自分を見ている。
客観的に自分を観察するということが大事なんです。

自主的に自分が変わろうという心が起きないと、人は変われないんです。
人から「こうしなさい」と指示されても、
自分が本当にやりたいと思ってやるのと効果が全然違います。

今日から授業が始まります。できれば楽しく授業を受けて、いろんな吸収をして、
学びの習慣をつけていただけたらと思います。

記事を書いた人

ホームタウン

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6月生まれの双子座、京都府出身です。実は私も芳澍の卒業生。芳澍で学び、ものごとの受け取り方、考え方が変わりました。芳澍は私にとって「人生の教科書」。大好きで大切な場所です。