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親子のひととき

2022年07月29日(金)

今日は終業式。前期授業が終わりました。これから夏季休暇です。
帰省するというだけあって、学生のテンションも高めでした。

芳澍女学院を卒業すると、多くの学生が就職します。地元に戻って就職…という学生は、意外と少なく、多くは東京や、その他の地域で勤め始めます。

そうなると、この夏休みや冬休みの帰省は、家族にとって、貴重なものになってきます。これから先、学生が社会人として働き始めると実は一緒に暮らせる時間が、グッと短くなるのです。

私も子を持つ親として、これから訪れるこの寂しさは、とても良く分かります。

「自分の人生なんだから、自分の好きなように生きなさい。」

そう威勢よく、恰好を付けて送り出しても、心はウラハラ、本音は別のところにあります。

中島みゆきさんの唄(「小石のように」(引用)」で

“旅をとめる親鳥たちは かばおうとするその羽根が
とうに ひな鳥には小さすぎると いつになっても知らない”

という歌詞があるのですが、もう子供が巣立つ時…と分かってはいても、
やはり寂しいものは、寂しいのです。

今日から家族での貴重なひととき、親子でゆっくり過ごせるといいですね。
それぞれのご実家で、学生の帰りを心待ちされていることでしょう。

「ただいまっ!」「おかえりっ!」
そんな明るい声が聞こえてきそうです。