ICT系教員の東方・西方見聞録

2014年11月14日(金)

10月17日(金)「IT pro Expo 2014」という展示会の「教育とICT」セミナーを聞くため、東京国際展示場(ビッグサイト;芳澍から東)へ行ってきました。休憩なしで3時間以上のセミナーとなりましたが、その中でも、佐賀県の発表が大変興味をそそりました。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/101701495/
→写真5に会場の様子があります。私の後姿を見つけられた方はご連絡ください(笑)

 佐賀県では今年度(2014年度)から、高校に入学する全学生にコンピューターを購入してもらい、授業はもちろんのこと、学校で使うという取り組みを実施しているそうです。
 芳澍では、8期生(2001年)から、全入学生にノートパソコンを購入していただき、商業実務教育(Word、ExcelといったOfficeアプリケーション)はもとより、最近では英語の学習にも活用しています。試行錯誤しながらも現在までその制度を続けており、全学生に情報端末、という点においては、今もフロントランナーと自負しております。

 あと3年したら情報の授業だけではなく、国語や数学の学習にパソコンを使ってきた人たちが入学する時代がくる、という現実が、私の向学心(と好奇心)をあおり、上記URLにもあった通り、11月6日(木)に行われた佐賀県(芳澍から西)の公開授業へ行ってきました。
 授業前後の時間に、実際にICT機器を活用して授業を行っている先生方と情報交換することができ、先生方が作成された教材を見せていただいたり、教材作りのポイントなどをうかがってきました。どの先生方も、「最初のうちは手間がかかりましたが、慣れてきたらそれほど時間がかからずに教材を作れるようになってきました」とコメントされ、ICT機器の持つ情報の集積効果、情報の再利用効果、情報の加工容易性を実感されている様子でした。また、生徒の関心を引き、伝えたいポイントを教材に組み込んでいる姿が、大変印象的でした。

 3年後に、「芳澍の授業はこんな程度か」と感じさせないよう、オリジナルの教材作成を含め、ICTを用いた芳澍での学びをより深くするため、今から精進あるのみです。