主役の帰還

2015年02月17日(火)

教会実習で1か月留守だった学生が帰ってきました。
賑やかです(笑)
教職員室だけだった暖房が、
校舎全体となったこともありますが、
活気と共に体感温度がグーッと上がった気がしました。

やはり学校は、学生がいて初めて機能するものだと
あらためて感じます。
それぞれが学校という舞台に立つ「主役」なんですね…。

その主役のうち、二年生がまもなく卒業します。
入学した時から既に約束された別れではあるのですが、
やはり寂しいものです。

私自身が卒業式を迎えていた時代は
社会的に大きな反響となった
「金八先生」の「腐ったミカンの方程式」が話題の頃でした。
当時は当然のことながら、生徒側として、
特に加藤優(まさる)君の視点で番組を見ていました。

ただ、現在学校側の立場に立ってみた時、
各々の取り組み方や表現方法が異なるだけで
本当は彼の学校の誰もが皆、
ちゃんと加藤君のことを考えていたのではないかと…。
そんなふうに感じます。

きっと今、同じ番組の同じシーンを見ても、
また新たな視点で見られるような気がします。

そういう意味では、物事を「多面的」のみならず
「多層的」にみることの大切さを
本校で学ばせていただきました。

卒業式出席者の名簿をまとめていると
「学生氏名欄」にある名前が
一人ひとりの顔を浮き上がらせます。

式まであと半月。
大きく羽ばたいて飛び立てるよう、応援したいと思います。