新学期を前に

2015年03月17日(火)

早いもので、もうすぐ4月。新入生を迎える季節になる。みんなで準備中。
校舎の南側にある桜の樹も花を咲かせる準備をしている。

先日、ご本部の団参交流法座のお役をされた学担さんから分けていただいたお話。
 
  ある教育改革調整官の自らの戒めとしている言葉
  
     昔の修身書の題材から・・・『貝原益軒の牡丹』
     
 ある時、益軒の外出中に書生が庭で相撲を取り、益軒が大事にしていた牡丹の花を折ってしまった。何と言って叱られるかと青くなった書生に、益軒は、静かにこう言ったという。
 「私は、楽しむために牡丹を植えておきました。牡丹のために怒ろうとは思いません。」
       

  些細なことで腹を立てそうになった時、この言葉を思い出す。そのおかげで怒らずに済んだことが度々ある。 例えば、こういうことを子ども達にどう伝えれば内面化できるか。難しいが一番大事な事だと思っている。

  
  
  芳澍女学院では、お釈迦さまや開祖さまをはじめ、様々な分野の人生のスーパーモデルになる方々のことをたくさん学びます。それらを活用しているスタッフの人生体験も聞くことがたくさんあります。そして、自分はどうしたいのか、どうあるべきなのかを、仲間とたくさん語り合います。

  本当に、学んだことを内面化しているんだな、とあらためて確信しました。
  
  

     「会長先生!芳澍女学院を創ってくださってありがとうございました。」
  
      学生達が、いつも叫んでいる言葉ですが、心からそう思います。

  新入生との学び合いが楽しみです。