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詰襟学生服の思い出

2015年04月28日(火)

3月中旬までの寒さが嘘のように下旬から暖かくなり、桜が一気に咲いたかと思いきや都内では5年ぶりに4月の降雪があった2015年ですが、だいぶ陽気がよくなってきました。人と比べると発汗性能の高い私は、この時期になると悩ましいのが汗と暑さ。女性の学校なのでなかなか同情してもらえませんが、特に首周りを覆うネクタイは、その発汗性能を高くします…
 なんでも、ネクタイを締めると、体感温度が2度上がるとか。最近は「Cool Biz」という名称で夏場におけるノーネクタイでの業務が市民権を得てきたという認識です。まあ、汗でぬれたネクタイやシャツを着て仕事されても、見た目の印象がよろしくないですよね。

 今から20年ほど前、私が中学生から高校生時代は詰襟の制服を着て登校しました。6月になると詰襟の上着着用を免れるので、早く6月になれ、と思ったものです。(もっとも、それ以降はさらに気温が上がるので、何もしなくても汗だくになってしまうのですが…)特に中学生の時は、地方の中学校らしく日頃は体育着での通学が、テスト時期だけは詰襟の制服を着ての登校を強いられ、時期的には中間テストを受けていたものです。
 今でもそうですが、中学生当時から首が太い私は、あまりの暑さと苦しさに耐えかね、学年主任の先生に、「なんで制服を着なければならないのか、せめてカラー(詰襟のなかにプラスティックの板がはめられています)ぐらい外したい」と訴えました。その先生(女性です)は、「金井くん、男性は一生首元をを絞められて生きていくんだから、今のうちから慣れなければダメよ」と諭されたのです。口元に不敵な笑みをたたえて。今となってはその笑みの中に込められた意味が理解できる気がしますが、当時の私は「何が楽しくて笑っているのか…」と憤った記憶があります。

 私どもの学校では、男性の教職員にグループ全体の基準に合わせ5月からの軽装を認めております。例え真夏でも環境に配慮し、冷房の設定温度は28度とエコ設定ですので、上がっていく気温に耐えられるように、首元を軽くして、教壇に向かいたいと思います。
 学生の皆さんにはちょっとブラックユーモアが濃くて、中学生時代の私のように憤っているかもしれませんが、あと20年したら「クスッ」と笑えますよ。たぶん。また、冬場に体を温めてくれたネクタイに感謝しながら、GWにホームクリーニングしたいと思います。
 私のブログは事実が多いのですが、今回は随筆に近くなりました。何はともあれ、長いブログエントリーを読んでいただきありがとうございました。