お休みとムーミン

2016年04月29日(金)

学校はまもなく、ゴールデンウィークです。
学生も3月以来の大切な人との再会に心うきうきって感じに見えます。

ゆったりとした時間を使って、心のリフレッシュをかねて本屋さんへ立ち寄り、絵本を手に取ってみませんか。私のお勧めは、ムーミンです。フィンランド生まれのムーミン・トロール!

「ムーミンのたからもの」、では
「パパもママも たからものを持っているけど、
ぼくには何もない」と、ムーミンもたからものを探しにいきます。

途中で見つけたきれいな石を、たからものにしようと思いますが、
きれいな物が好きなスニフにあげようと、また自分のたからものを探し歩きます。

形の変わった瓶や、めずらしい植物や、変わった鳥の巣、見つけたもの全部、ムーミンの大切な人にあげようと思いながらまた、自分のたからものを探し歩きます。

ふと周りを見ると森の奥まで歩いてしまったようで、帰り道がわからなくなり、道に迷ってしまいます。どうしようと泣きたくなってきたとき、遠くから「ムーミン!ムーミン!」と声が聞こえてきました。みんなが探しに来てくれたのです。

ムーミンは、無事にお家に帰り着きます。
ママは、やさしくムーミンに伝えます。

「ムーミン、あなたのもっている たからものは
みえないけど、ここにあるわ。」
「それは、じぶんのことだけじゃなくて、
みんなのことを かんがえられる こころ、
あなたは それを もってるわ。」

ムーミンは、暖かい紅茶を飲んで、ベッドに入ります。
ムーミンは、しあわせな気持ちで眠りにつきます。

読み終えると、ほっとし、自分の周りの温かさに気づける絵本でした。他にもいろいろ、私たちに心温かいメッセージを伝えてくれる作品があります。癒やされました。