今回のムーミンのお話は?

2017年07月07日(金)

今回のムーミンのお話は、
 
「ムーミンのおともだち」

森と海と山にかこまれた緑の谷間にムーミンたちは住んでいます。
この物語の季節は、今の時期とは少し違いますが、秋になって、ムーミン谷の皆は冬支度を始める頃のお話です。

いつも、ゆかいに仲間と過ごしていたムーミンでしたが、冬が来る前に、スナフキンが暖かい南の国へ旅に出る支度を始めます。

みどりの帽子をかぶり、いつも音楽を奏でてくれるスナフキンと会えなくなる・・・・・・ムーミンは、それがかなしくて、・・・・・・

冬、たくさんの雪に覆われしまう谷。
お家を持たないスナフキンは、春になったら戻ってくるとムーミンに約束しますが、ムーミンは・・・・・・・

さみしいさを感じながら野原を歩いていると、
かみに飾るお花を探して歩いている、スノークのお嬢さんと出逢います。ムーミンもいっしょに探しますが、春のようなお花は見つかりません。植物のことを良く知っているヘムレンさんから、植物はいまは準備をしていると教えてもらいます。

スノークのお嬢さんと森を歩いていると、
さなぎがひとりぼっちでぶらさがっているのを見つけ、助けようとします。
「さなぎは寒くなきゃいけないの。そうじゃなきゃ、つよい蝶になれないの」
と、ミイから怒られます。

ムーミンがお家に帰ると、ママがチューリップの球根をうえていました。
ムーミンは不思議に思い、ママにたずねます。
「どうして、わざわざこれから寒くなるなるときに うえるの?」

ママは、
「ちゃんと冬をおしえてあげなくちゃ 春がきたって わからないでしょ」

ムーミンは そっと自分に言い聞かせました。
「春になれば、スナフキンだって帰ってくるんだ」

ムーミンは、スナフキンが旅から帰ってくるところを思い浮かべました。
すると、なんだか少しずつたのしくなってきました。

次に日、ムーミンはスナフキンのところに朝早く行きました。
「春になったら、また会おうね」

そして、スナフキンが自分で作った歌をプレゼントしてくれました。

いつもいっしょにいなくても、きみはぼくの大好きなともだち
♪♪♪

冬の寒さ、友達との別れ、そういう辛いことがあるからこそ強く、豊かに生きることができる…。ムーミンのやさしさにつつまれました。

辛いこともあるけど、その辛さが春にまた会える喜びも与えてくれる、
辛いことが、自分をやさしくしてくれる。
矛楯してるけどほんとうのこと。
絵本だけど、おとなの心も暖めてくれます。
そんな心が暖まる話し、芳澍でも あるある・・・です。

頑張っているとき、そっと肩に手をかけてくれるクラスの仲間、我慢していた涙がこぼれてしまう 瞬間 (*^o^*)そんな光景を最近見かけました。
見ている人の心がほっこりです。

次回は、「ムーミンの不思議」にしようと思っています。
青い海の水をすくっても、青い水はすきとおっています。目に見えているのに、見えないのはなぜでしょう?