思い出した想い出

2017年07月14日(金)

先日、とあるホールで開催された、コンサートに行ってきました。
名を聞けば、おそらく知らない人はいないくらい、有名な永遠のアイドル。たまたまチケットを手にすることになり、妻と一緒に参加してきました。特にファン・・・というわけではありませんが、世代で言えばど真ん中。歌える曲は、たくさんあります。

席はだいぶ後ろのほうでしたが、1階アリーナ席で、ほぼ正面。しかもセンター通路があったので、見通しは抜群でした。飾られた舞台はもう、「華やか」の一言!「夢の国」らしさで言えば、某テーマパークに匹敵すると思うほどです。

今年でデビュー37年目だそうですが、ステージを走り回る姿は、若かりし頃と全く変わりません。むしろ集ったファンのほうが高齢化している・・・かな。
アップテンポの曲ではスタンディングとなりますが、バラード曲では「さ、座りましょ。」そんな会話さえ聞こえてきますから(笑)。

それでもエンディングは全盛期のヒット曲メドレーで、およそ3万人の観客が総立ち! もう大合唱です!まさに大量の「元気」を分けてもらえた・・・そんなライブでした。

帰りの電車。
頭で懐かしのメドレーがリフレインしているなか、ふと気が付いたことがありました。それは、いわゆる「曲」と「想い出」の紐付けです。

10代後半から20代・・・。
進学を諦め、就職を決意したこと。
故郷を離れ、東京での一人暮らしが不安だったこと。
慣れない仕事に折れそうな心を、周りの皆が支えてくれたこと。

そんな、もうずーーーと昔の出来事が、ちょうどその頃に流行った曲によって、
私の年表から鮮明に引っ張り出されてきたのです。

いつのまにか一足飛びに今の年齢になっていた気でいましたが、振り返れば、確実に一歩ずつその年月を生きてきたのですね。そして私自身が忘れていただけで、ちゃんと自分の中では、毎日「日記」が綴られている・・・。

電車の窓に映る自分の姿を見て、今こうやって日々生かされていることが、とてもありがたく思えました。

さて。 関東の梅雨明けも例年だとあと1週間ほど。
そのあとは猛烈な暑さになるかもしれませんが、せめて心は、風通し良くまいりましょう。

   夏は扉を開けて  fresh!  fresh!  fresh!