平成最後の・・・

2018年09月07日(金)

最近いたるところでよく耳にする 「平成最後の・・・」 という言葉。
元号の変更が前もって分かっている今回だからこそ使われている、期間限定の言葉です。

「今回が最後」 という言葉には、独特のニュアンスがありますね。
最後のチャンスは逃さない。最後はしっかり締めくくる。
そんな前向きのとらえ方もあれば、

もう二度と来ない、後戻りできない・・・。
何かやり残したことはないか・・・と、
焦りにも似た不安とプレッシャーが押し寄せることもあります。

そう考えてみると、過ぎてしまったことなのに、まだずっと先のことなのに、過去や未来に心が揺れ動く、そんな自分に気付きます。でも会長先生の年頭ご法話で教えていただいているとおり、人生において本当に重要なのは、「いま」であり、その目の前のことに「どう取り組むか」ということなんですね。

私たちが使える時間は、過去でもなくて、未来でもなく、「いま」しかない・・・本当にそう思います。

年が明け、新たな元号が発表となると、「〇〇(新元号)になって最初の・・・」 と言う言葉が間違いなく飛び交うことでしょう。それはそれでワクワクさせてくれそうですが、いろんな言葉や風潮に惑わされることなく、一日一日を無駄なく丁寧に暮らしていきたいと思います。

そして、何を今更・・・と言われそうですが、あえて申します。

「充実した人生のために大切にするものは何ですか?」 
「“いま”でしょう!」と・・・。