就活応援歌

2020年11月05日(木)

テレビのニュースは、大切な毎日の情報源です。
あんな話、こんな話。
自分も社会の一員なんだと、実感するひと時です。

ただ基本的には内容を選べない、一方通行。
時として、突然目の前に現れ、こちらを動揺させます。

「次のニュースです。
 有効求人倍率が、9か月連続で前の月を下回りました。
 年間の下げ幅としては、オイルショック時に次ぐ減少です。
 就職活動中の学生にも、ますます暗い影を落としています…。」

就活に携わるものにとっては、ある意味、耳にしたくなかった情報かもしれません。大変な状況に今、追い込まれているのは、私たち皆、身に染みて分かっているからです。諦めたくはないけれど、目に見えない相手は、想像以上に強敵です。自分の力では、どうしようもない…。心が折れそうになるのも無理はありません。

進路相談を受けながら、(少しでも何か学生の励みに繋がるものがないか)
そんな思いで探しているうち、出会った曲がありました。

【天才凡人】というグループが歌う【未来への面接】

その曲のMV(ミュージックビデオ)は、とある企業の面接シーンから始まります。緊張で声が震える女子学生。どことなく自信なげ…。最初は誰だって、もっと自分はやれるはず、そう思います。それでも何度か「お祈りメール」が届くうち自分が周りから否定されてしまった気持ちになります。立ち直るのは、本当に大変なことなのです。

『強くあろうとすれば 自分が弱い事を知った
 時には優しい言葉さえ 胸に突き刺さる

 無理に笑おうとすれば 逆に涙が溢れてくるんだ
 返信のメッセージでさえ 今は返せない』

そんなヤマアラシ(ハリネズミ)のジレンマに似た気持ちは就活独特の思いかもしれません。

『たとえ報われなくとも 認められなくとも
 ひたむきに進んでいれば 誰かが見てるよ』
だから
『“敗けても ”負けんな
 “勝つまで ”克つんだ ずっと…』

過去にも様々なジャンルの「応援歌」がありましたが、この曲は「就活あるある」が散りばめられた、まさに「就活応援歌」だと思います。

更に、実は就活生を持つ親御さんの「見守る姿」が伏線として描かれています。就活生はもちろん、その周りで支えてくださっている方々。オフィシャルサイトもしくはYouTubeにMVがありますので、よろしければどうぞご覧ください。

きっと最後に思います。
『頑張ろっか』って・・・。

 【出典】「天才凡人」official site
 (※本文中の『』は「未来への面接」より引用)