新入生代表による「誓いの言葉」(4月4日入学式より)

2021年04月13日(火)

4月4日(日)に実施いたしました、第28期生 入学式 で発表されました
新入生代表によります「誓いの言葉」の全文を、以下掲載いたします。

誓いの言葉

花々が咲きほころぶ、春うららかな今日の良き日に、このようにコロナ禍にも関わらず、リモートによる入学式を行っていただき、多くの方々に見守られながら、この日を迎えることが出来たことに、心より感謝申し上げます。

わたくしは、この春からのリモートによる授業をとても楽しみにしています。「高度に発達した情報化社会、国際化社会の中で真に貢献出来る人になる」というわたくしたちの学業の目標にふさわしい門出であると感じています。リモート授業だからこそのメリットを多く見出し、この貴重な体験から色々なことを学んでまいりたいと思います。

その一方で、もちろん寮生活もとても楽しみにしています。同じ目標を持つ全国の新しい仲間たちと共に過ごし、学んでいく生活に心を躍らせています。現在は実際の寮生活ができない状況ではありますが、先輩たちのようにリモートでも自分の心を開いて、人とつながりあい、お互いの仲を深め合っていけるようになりたいと願っています。

わたくしは佼成学園女子中学・高等学校で学んだ六年間、ダンス部に所属していました。ダンス部では人間関係の重要さを学ぶことが出来ました。みんなで一つの目標に向かって協力し合い、時には壁にぶつかり、乗り越える中で、達成できた時の嬉しさと喜びを一緒に経験する中で、かけがえのない素敵な仲間が出来ました。またその過程の中では、相手を傷つけてしまったり、逆に傷つけられたりすることも多くありました。最初は馴染めなかった仲間の人柄の良さを知り、尊敬できるようになったりと、いろいろな感情が生まれました。そのような仲間との関わり、心の動きが自分を大きく成長させてくれたと思っています。

そして、わたくしにはキャビンアテンダントになりたいという夢があります。学生時代、ニュージーランドに3カ月間留学、またイギリスに1週間の修学旅行の機会を頂くことができました。その時出会ったキャビンアテンダントは、とても素敵な方で、あこがれの存在となりました。その方に「どうしたらキャビンアテンダントになれますか」と聞くと、「笑顔と元気と英語ができれば、なれるよ」と教えて頂きました。日本と世界の懸け橋となり、英語を通して最高のサービスを提供することで、お客様の夢と希望を広げられる素敵な職業だと思っています。また、その滞在中、英語が伝わった嬉しさと同時に、心が通じ合えたことの喜びも味わうことができました。ただ単に英語を話せ、書けるだけでなく、仏教の教えと女性らしい品格を身につけ、英語を通して様々な文化をもつ人と対話することで、日本に留まらず世界に貢献できる人材になれるよう一歩ずつ近づいていきたいと思います。

この芳澍において、わたくしたちは「悲智円満な人になること」「家庭・社会・国家・世界に貢献する人になること」という新しい、そして大きな目標を仲間と共有し、ともに励んでいくことになります。わたくしたちは今、仲間たちと切磋琢磨し、成長していく、この二年間への期待で胸を大きく膨らませています。悔いのない二年間になるよう日々精一杯努力することを、ここにお誓いいたします。

最後になりますが、会長先生、理事長さま、校長先生はじめ、教職員の皆様、そして先輩方には、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、暖かいご指導とお導きのほどよろしくお願いいたします。

令和3年4月4日 芳澍女学院情報国際専門学校
第28期生代表 府中教会 望月十里名

<以上>