就職ガイダンス
2025年07月25日(金)
今日は、1年生を対象に『就職ガイダンス』が行われました。
このガイダンスの目的は「仕事とは何か」「働くとはどういうことか」を
基本に据えて考え、卒業生の体験談などを通じて、就職への理解と意識を
高めることにあります。
ひと昔…いえ、ふた昔前には、一度就職したら最後まで勤め上げることが
美徳とされてきました。
会社内も年功序列が当たり前で、転職は少し色眼鏡で見られることもある時代でした。
もちろん、今の仕事にやりがいを感じ、多少の困難も乗り越えられる気力があるならば、
ひとつの職場で長く働くことも大切です。
ただ、現在日本では「登録企業数」が約500万社あるとも言われており、
最初に選んだたった一つの職場が、自分に合わない可能性も十分にあります。
もし違う場所で、もっと自分の能力を、より活かせる機会があるなら、
他の選択肢があってよいのかもしれません。
このようなテーマは、小中高の段階で学ぶのが難しい面もありますので、
社会人になる今、真剣に向き合うことが大切だと思います。
今回参加してくれた卒業生たちも、
目の前に現れるさまざまな出来事に向き合いながら、
一つひとつ自分と照らし合わせて、
今という時間を生き生きと過ごしているようでした。
母校とはいえ、卒業すると自然と足が遠のきがちですが、
毎年こうやっていろんな卒業生が訪れてくれることも、
芳澍女学院という学校の魅力のひとつです。